|
No 94
Date 2008・04・09・Wed
特別支援教育、一丸で 富山市教委が全教員に冊子配布 富山市教委はこのほど、「みんなで取り組む特別支援教育」と題した冊子を同市内の幼稚園、小、中学校百六カ所の全教員に配布した。昨年四月の改正学校教育法施行により、通常学級に在籍する発達障害の児童、生徒を学校全体で支援する取り組みが進められている。県教委や各市町村教委は教員を対象とした勉強会などを開催しているが、マニュアルとして対応策を示したのは県内で初めて。
学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)、高機能自閉症などの発達障害を伴う児童生徒は通常学級において、授業について行けない、ほかの子どもとコミュニケーションできないなどの困難を克服するため、個別の対応が必要となる。 富山市教委では二〇〇七(平成十七)年度に特別支援教育の経験者を交えた教員ら十人で編集委員会を設置し、内容を検討した。片付けが苦手な子にはどこに何をしまうかを示すシールを張り、手順を示したカードを見せるなど、具体的な対策を冊子にまとめた。 円滑な学校生活を送るための冊子「生活編」は松本京子指導主事が中心となって完成、既に配布し、〇八年度は舟杉克巳指導主事らが「学習編」の編集に当たっている。 富大人間発達科学部の水内豊和准教授によると、特別支援教育が必要な児童生徒の割合は全国平均で6・3%であり、学級に二、三人いると想定して全教員が支援策を学ぶ必要があることを指摘し、「教員の経験に基づいて冊子を作成ことは意義深い。コンパクトで具体的」と評価している。(4月8日富山新聞より) 障害のある方に対して、次々と学校や行政側がいろいろな形で支援の輪が広がっていく。 |

