スペシャルオリンピックス日本・静岡 東部地区

No  130

リヤカーで花の売り歩き 長野の障害者作業所

 長野市川中島町の障害者作業所「花工房エコーンファミリー」の利用者たちが、ハウス栽培した花をリヤカーに積み、地元で売り歩いている。「環境にもやさしい」と、住民らに好評だ。
 「花いかがですかー」。今月上旬、スーパー近くの路上で、2、30代の利用者ら7人が花を手に行き交う人に声を掛けた。リヤカーにはペチュニア、サルビアなど約200鉢。どれも100円前後だ。ガザニア一鉢を買った近くの女性(66)は地区内を売り歩く姿をよく見掛けるといい、「リヤカーで花売りなんて、『エコ』でいいね」。販売する利用者も「いろんな人と話ができて楽しい」とうれしそう。リヤカーを引いていると、庭先に出てきてくれる常連さんもいるという。
 リヤカー販売は昨年春から本格的に始めた。2006年の障害者自立支援法で、障害者も施設利用費の1割負担を迫られ、その分を賃金として補う必要があったからだ。それまでは週に1回、市役所などで販売する程度だったが、今では週5回、地区内を歩く。07年度の売り上げは前年度比で15万円増の510万円だった。
 昨年末から製造・販売を始めた地元産大豆を使った豆腐「おたっしゃ豆富(どうふ)」も売り歩くことがある。
 小池邦子施設長は「リヤカー販売でガソリン代も抑えられる。今後も地域とのふれあいを大切に就労支援を進めたい」と話している。(5月18日・信濃毎日新聞)
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