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No  160

路面電車で会った「むかいさん」にお礼を 新潟の養護学校生が本紙に手紙

 「路面電車の中で親切にしてもらった『むかいようこ』さんにお礼状を届けたい」−。新潟県立高等養護学校三年の田巻瑞基君(17)から長崎新聞社に依頼の手紙が届いた。手紙には修学旅行で長崎市を訪れた際、路面電車の中で、優しく声を掛けてくれた年配の女性との交流の様子がつづられていた。
 同校の三年生四十六人は四月二十三日から二泊三日の修学旅行で、長崎市などを訪れた。田巻君が「むかい」さんと出会ったのは翌二十四日の昼前、長崎原爆資料館を見学後に浜口町の電停から「正覚寺下」行きの路面電車に乗り、思案橋に移動する途中だった。
 たまたま田巻君らの前に座っていた「むかい」さんが「かばん、持ちましょうか」と声を掛けたのがきっかけで言葉を交わすようになり、田巻君は自分自身のことや好きな歌手、これからトルコライスを食べに行くことなどを話したという。手紙には「むかいさんにあいさつをしてうれしかった。長崎のことが好きになりました」と書いてあった。
 引率していた同校の加藤千賀子教諭によると、「むかい」さんは六十歳代ぐらい。思案橋より前で電車を降り、名前だけしか分からないという。加藤教諭は「一つの出会いが生徒にとって掛け替えのない思い出となった。その気持ちを『むかい』さんに伝えることができれば」と話している。心当たりのある人は長崎新聞報道部(電095・844・2103)。 (6月16日 長崎新聞)


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