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No 165
Date 2008・06・23・Mon
障害者ら「私たちの家」探し 母が倒れた友を救おう 阪神間の四つの障害者団体が、共同で障害者が暮らす「私たちの家」を作ろうと奔走している。母親が病気で倒れ、地域で生活するのが難しくなってきた知的障害の仲間を救うのが目的だ。二十一日、西宮市六湛寺町の市民会館で、支援を呼びかける集会を開く。(木村信行)
宝塚市の「障害児・者問題何でも話す会」や、西宮市のNPO法人「障害者生活支援センター 遊び雲」など四団体。 伊丹市に住む酒井篤史さん(29)は知的障害があり、母親の双美さん(57)や仲間とともに、キムチや古着を販売する小規模作業所「じゃがいも」を運営。双美さんの介護を受けながら、伊丹市内の自宅から通勤し、地域の中で生活してきた。 ところが、今年二月、双美さんが病気で入院。母子家庭のため、支援者が緊急の介護体制を組んだが、知的障害者には夜間の介護給付が認められておらず、途端に不安定な生活になった。 双美さんの入院が長期化したため、四団体の仲間ら約二十人が「これは篤史君だけの問題ではない」と今月、支援組織「阪神・障害者人権ネットワーク」を立ち上げた。 「地域の中で生活したい」という篤史さんの意向を尊重し、当初は、障害者自立支援法が適用される「ケアホーム」の設立も検討したが、定員四人以上などの要件が満たせず断念。マンションか一軒家を借り、家賃をカンパでまかなう「私たちの家」の設立を決めた。 篤史さんと共同で生活する予定なのは、現在、宝塚で家族と暮らす知的障害者の金順華(スナ)さん(28)。二人に適用される支援法のサービスをうまく利用し、ボランティアと協力して二十四時間の支援体制を目指す。 自らも車いすで自立した生活を送る宝塚市の大谷喜久さん(38)は「緊急事態を乗り切るだけではなく、やるからには夢が必要。障害者が自立して明るく暮らせる拠点にしたい」と話す。(6月21日 神戸新聞) |

