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No 174
Date 2008・07・02・Wed
ネット対局で腕磨き障害克服 福島二中の佐藤君兄弟と阿部君 インターネットやIT(情報技術)の普及が、将棋の世界を変えようとしている。いわき市で今月1日開かれた第4回文部科学大臣杯小中学校将棋団体戦県大会で優勝した福島二中の3人は、学校に将棋クラブがなく、指導者もいない中、将棋サイトで実力を磨いた。しかも、2人は車いすで生活する兄弟。異例ずくめの3人に、日本将棋連盟県支部連合会の役員らも「独学、ハンディキャップと、大変な中での優勝はみんなに勇気を与えた」と熱い視線を注いでいる。
県大会で優勝、東日本大会の出場を決めた福島二中のメンバーは、阿部光平君(3年)、佐藤誠也君(2年)、佐藤優樹君(1年)。誠也君と優樹君は兄弟で、共に骨が軟らかくもろい「骨形成不全症」のため、車いすで生活している。 小学4年で将棋を始めた優樹君の影響で、兄の誠也君も将棋を始めた。2年後、誠也君と阿部君が将棋大会で対局。後で学校内でばったり遭遇、同じ学校に通っていたことが分かり、3人は将棋仲間になった。 誠也君は「最初の対局で光平君に負けた。悔しかったけど、『こんなに集中力がある人がいるんだ』と感動した」という。ライバル3人は、インターネットの将棋サイトで全国の猛者と、好きな時間に徹底的に力試しを重ねた。移動の支障を気にせず、実戦で将棋に打ち込む環境が実力アップにつながった。 東日本大会に向けて誠也君は「県大会に続き優勝したい」と話し、阿部君は「前に個人戦で全国大会に出たときは予選落ち。2人の足を引っ張らないよう、自分の将棋を指したい」、優樹君も「悔いの残らない将棋をしたい」と抱負を語る。(6月30日 福島民友新聞社) |

